新人は辛いよ。本当に。

大変な経験は、後に自分を助けてくれる

私が大学を卒業して入社したのは、従業員が500人くらいの商社でした。

同期入社は男女それぞれ十名くらいで、その中で、私を除く全員は営業部に配属され、私一人だけ総務部に配属となりました。

予想できるとは思いますが、配属当初の寂しさ、心細さは、相当のものでした。

同じフロアを見渡しても、営業とは違い見慣れた顔は一つもなく、始業、終業時間も一緒になることも稀でした。

試用期間が終わり、業務内容が決定し、本格的に仕事を覚える頃には、心身共に余裕がなくなり、同期が誘ってくれる飲み会にも出席できないことが増えてゆきました。

そんな中、稀に参加できた時も、職種が異なっているため、仕事の悩みも共有できでず、楽しいはずの飲み会が、だんだん苦痛になってきました。

また、私の属する総務部は、他の部署から気の毒がられるくらい礼儀作法にとても厳しい職場で、のんびり屋で気のきかない性格の私は、一から十まで指導される場面も多く、自業自得ではあるものの、かなり辛いものでした。

その厳しさゆえ、お嫁にするなら○○社の総務部が良い、と外部からも言われることもあったようです。

そんな職場であっても、一年経つ頃には、自分のペースもつかめ、二年後、後輩が入ってくる頃には、こんな自分なりに多少指導もできるようになりました。

三年半後、訳あってそこを退職したのですが、転職して初めて、前の会社のありがたみを知る事になりました。

その会社は、東京に本社のある小さな支店で、多忙なこともあり、中途採用者は当然のこと、新卒の新入社員においても、東京の本社で行われる二、三日の研修以外、仕事の内容以外の指導は全くありませんでした。

女性は特に困っていたようで、私も気にはなっていましたが、先輩の手前、中途入社の自分があれこれ言うのもはばかれ、十分にサポートしてあげることはできませんでした。

ただ、私自身は、前の会社のおかげで、電話や来客の対応等も、ひるむことなくこなすことができ、転職早々業務にのみ集中できました。

そんな私の仕事で得た教訓、それは、辛い、大変な経験こそ、後に自分を助けてくれる、ということです。

今では、仕事以外にも、大変な場面に遭遇しても、そういう時こそ、ひるむことなく飛び込んでゆくようにしています。

その経験が、後に自分を助けてくれると思うので。

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