新人は辛いよ。本当に。

先輩の頑張る姿を見て奮起

大学を卒業し、中小企業の食品会社の研究室に就職が決まりました。

最初のうちは大きい単位でタンクで作っている工場の食品と同じ配合のものを研究室のビーカーの中で作れるようにするとか、機械でやっている作業を手作業で出来るようにするとか、新製品開発のための基礎を学んでいました。

それと同時に基本的なpHや糖度等の検査や少々複雑な機械を使ったりする検査の工程を覚えたりしました。その年は私を含め4人の新入社員が研究室に配属され、同じように基礎を学んでいました。

そして少しずつですが新商品開発に携われるようになっていきました。そして自分自身すぐに感じたことは、人と味の好みが違うという事です。

何個か同じ商品を色々アレンジして作り、どれが美味しいか上司を含めみんなで言い合いました。そんな時、自分だけが美味しいと感じるものが違っていたのです。

普段なら好みが違うからで済まされますが、みんなが美味しいと感じることのできる商品を作るうえで、この味の好みは致命的だと心の中で落ち込んでいました。

半年が過ぎ、配属が決まり他3人は新商品開発で私だけ品質管理でした。

上司に言わせるときめの細かい検査が出来る私を品質管理に抜擢したという事ですが、自分自身、新商品開発をやりたかったという希望はありましたが、みんなと同じ感覚の舌を持っていなかったという事で品質管理行きは救われたような気分でした。

とはいえ、品質管理室は工場の一画にあり夏の暑い日は40℃を超すような工場に白衣で動き回る日々でした。

工場が動いている時は常に検査が必要なため、朝早くから夜遅くまで工場が動いている時間はずっと仕事でした。また、忙しい時期は土曜に工場を動かすときもあり、そのような日も休日出勤して一日中働きました。

その為、残業手当はすごくたくさんもらえて嬉しかったのですが、定時に出勤しそんなに遅くない時間に帰る同じ研究室の同僚がうらやましくもありました。

そんななか、工場で朝早くから夜遅くまで仕事をしている責任者がいました。その人は不平不満を言わず毎日私より多くの時間働いていました。

忙しく仕事をしながら、工場で働く人たちに優しい言葉をかけたり常に場を和ませることのできる人でした。そんな先輩の姿を見て自分自身頑張ろうと奮起しました。

その頃、常に白衣で動き回っている研究室の人というのが他の従業員の人の私のイメージだったみたいです。先輩の頑張る姿を見て自分も精いっぱい頑張ることのできる社会人に成長していきました。

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